みかんちゃんのかみつき癖
今日はみかんちゃんのやっかいな癖について書きます。
みかんちゃんが我が家に来たのは、2007年11月23日。生まれてから3ヶ月ほどたった頃のことです。もう10年以上前のことです。
我が家に来て、だいぶ新しい生活に慣れてきた頃から、かみつき癖が始まりました。
対象は、下僕の手や腕、ふくらはぎです。
下僕のことが嫌いなのではなく、大好きなんだけど、どうにもこうにもかみつかずにはいられない、そんな気分になるようです。
たとえば。
①おもちゃで遊んでいる時。おもちゃ以上に、下僕の指の動きに魅力を感じるようです。
②下僕がテレビを見ている時。テレビに夢中になってほとんど動かない、そこにおかれている手にがぶっと行くのが楽しいようです。
③下僕が掃除をしている時。動くふくらはぎをカモシカの脚と間違えることはまずないと思いますが、猛ダッシュで走ってがぶっ!
とにかく、みかんちゃんのコミュニケーションの基本は「かみつき」のようで、下僕の手首と足首~ふくらはぎには、かみついた傷あとがたくさんできてしまいました。
最初はやさしく「指にかみついちゃいけないんだよ」と言うのですが、②と③は、こちらも不意を突かれての流血事件なので、声が出なかったり、大声で叱りつけたり。
③については、「確実にしとめる」ことを想定したかみつきなので、下僕としては、もはや恐怖を感じる程度にびびってました。
当時から、動物病院には月1で定期健診を受けに通っていたので、その際に、獣医さんに相談してみました。
獣医さんによると、ペットショップから来た仔たちは、早い時期に母親や兄弟と離れるので、「かみついたらダメ」ってことを学ばずにきてしまうことがあるとのこと。
それでは、下僕もかみつけばいいのか?と考えましたが、それは無理です。毛皮のかたまりにかみつく勇気はないのです。だいいち牙がないわけだから、口の中が毛だらけになるだけです。
獣医さんに言われたのは、かみつきそうになったら、その場から離れること。かみつこうとしているみかんちゃんに何を言ってもムダなので、いったん離れて、みかんちゃんが落ち着くのを待つこと。
みかんちゃんが落ち着いたらだっこするなどして、かみつかなかったことに対して褒めてあげること。
言うのは簡単ですが、これ、結構難しいんです。
だって、②と③は、不意を突いたかみつきですから。
とはいえ、一緒に暮らしているとなんとなくわかってくるのです。
このかみつき癖がでるのは、遊びが足りない時。
とにかく激しく遊んであげると、かみつき癖は減ります。
なので、1日10分程度、ノンストップで激しく遊ぶんです。そうすると、大満足でいい子ちゃんになります。
でもね。仕事して疲れて帰ってきて、10分ノンストップで激しく遊ぶのは結構たいへんなんです。下僕だって、ソファに転がってテレビドラマとか見たいんです。
そんな毎日を過ごした8年が過ぎて、ある時パタッとかみつき癖がなくなりました。
ゆずちんの登場です。
黒船襲来みたいなものですね。
衝撃的過ぎて、かみつき癖もひっこみました。
今は、たまに、下僕のふくらはぎをがぶってやるくらいです。
下僕が悲鳴をあげると、ゆずちんが飛んでくるので、
みかんちゃんは正気に戻って、いい子ちゃんにもどります。
かみつき。神つき。神憑き。。。。
みかんちゃんは猫神さまだからねーーーー。